さあプロセス改善活動を始めよう、と思った時に重要なことのうちの一つは、「現在の状況を把握する」ことです。目標が成熟度レベル3だとしても、そこに至るまでにどれだけのことをしなければならないのかが分からなければ、どれぐらいの費用や時間がかかるのかが見当もつきません。そこでプロセス改善の初期段階には、このギャップ分析を実施することをお勧めしています。
ギャップ分析とは、「現状の組織のプロセス」と「CMMIモデル」とを比較することでギャップを洗い出し、今後の改善しなければならない点を洗い出すための活動です。
例えばCMMIモデルが期待していることの内の一つに「見積もりの論理的根拠に基づき、作業成果物およびタスクに対してプロジェクトの工数および費用を見積もる。」というものがあります。
これを今の組織ではちゃんとやっているのか、やっているならそのアウトプットはなんなのか、ということを確認して「工数は見積もっているけど、根拠がはっきりとしていない」といった改善の機会を明らかにしています。
必要な準備
実施
通常成熟度レベル2までであれば2〜3日、成熟度レベル3までであれば4〜5日をお勧めしています。
その中でやることは大別すると下記になります。
これらの活動により現在の組織のプロセスを把握し、今後の改善活動を計画する際のインプットとします。
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株式会社ソフトバレットは、CMMIを使ったプロセス改善のコンサルティング、セミナー、正式評定(アプレイザル)といったサービスを提供しています。成熟度レベル2から成熟度レベル5まで、「品質向上や生産性向上を実現したい」、「成熟度レベルを達成したい」という皆様を全力でバックアップいたします。